実家から乾麺が箱でどっさり送られてきたこと、ありませんか。
「そうめんならとりあえずこれ買っとけばいいでしょ」で毎年同じ箱を買い続けてる人、多いと思うんですよね。かといってスーパーの乾麺売り場に行くと、似たようなパッケージがずらっと並んでいて、正直どれが違うのかよく分からない。そうめん、うどん、そば、それぞれ「地域ブランド」みたいなものがあるのは知ってるけど、実際どれがどう違うのか試したことがある人は意外と少ないんじゃないでしょうか。
今回は、そうめん(揖保乃糸・島の光)、うどん(稲庭うどん・半生讃岐うどん・五島うどん)、そば(出雲そば・へぎそば)、あわせて7種類のレビューを読み込んで比較してみました。実際に僕がすべてを食べ比べたわけではなく、それぞれの商品に集まった実レビューをもとに構成しています。良いことばかりではなく、気になる点や意見が分かれている部分もそのまま書いています。
📝 編集部おすすめ3選
コスパ重視で常備したいなら → 半生讃岐うどん(訳あり)
贈り物にも使える王道ブランドなら → 揖保乃糸 特級品 食べ比べセット
ちょっと変わり種を試したいなら → 五島うどん 選べるお試しセット
こんな人には向いていない記事です
先に言っておきます。
- 生麺・冷凍麺を探している人(この記事は常温保存できる乾麺・半生麺だけを扱っています)
- ラーメン・パスタなど和麺以外を探している人
- 「うちの実家から送られてくる分で一生分足りている」という人(そうめんあるあるですが、その場合は読んでも新しい発見は少ないかもしれません)
このあたりに当てはまる人は、ここから先は読まなくても大丈夫です。
選ぶときに見るべき基準は3つ
- 麺の太さとコシの好み — 細くてツルツルした喉ごしが好きか、太めでモチモチした食べ応えが好きか。ここが一番好みの分かれるところです
- 老舗ブランドの看板を取るか、コスパを取るか — 揖保乃糸や稲庭うどんのような産地ブランドは価格が張りますが、贈り物にも使える安心感があります。半生讃岐うどんのような「訳あり」系は価格重視の人向けです
- ゆで時間と保存性 — そうめんは短時間でゆで上がるものが多い一方、うどん・そばは商品によって差があります。常備しておいて時短で使いたいのか、少し手間をかけてでも本格的な味を楽しみたいのかで選び方が変わります
比較表
※価格・100gあたり目安は執筆時点のものです。セット内容や産地の相場で変動します。
商品ごとのレビュー
揖保乃糸 特級品 食べ比べセット(特級・黒帯・赤帯・紫帯)
揖保乃糸 特級品 食べ比べセット(特級・黒帯・赤帯・紫帯) はこちら
そうめんの代名詞ともいえる存在で、コシと喉ごしの良さを支持する声が圧倒的多数でした。「ゆで時間が2分弱で済む」という時短派の声も目立ちます。値上がりが続く中でも「食べ比べセットならお得に試せる」というコメントが多く見られました。
気になる点としては、訳あり価格の商品だとセロハンテープなど簡易包装が目立つという指摘があります。また「この時季にこの価格が本当に最安値なのか」と価格に敏感な声もありました。
向いている人:そうめんの定番ブランドを一通り試したい人、来客用にも使える王道を求める人。
島の光 特級黒帯(小豆島手延べそうめん)
日本三大そうめんの一つに数えられるブランドで、「島の光を食べてから他のそうめんが食べられなくなった」というリピーターの声が印象的でした。ごま油が練り込まれている独特の風味と、ツルツルとしたコシの強さが繰り返し評価されています。
気になる点は、こちらも価格の上昇について触れるレビューが一部にあったことくらいで、味そのものへの不満はほとんど見当たりませんでした。
向いている人:そうめんに強いこだわりがある人、贈り物にも使える鉄板ブランドを探している人。
稲庭うどん 佐藤養助 切り落とし
そうめんより太めで、コシと喉ごしの良さが特徴です。「鍋の締めに使っても煮崩れしない」という声や、「切り落としでも正規品と味は変わらない」という納得のコメントが目立ちました。冷たいうどんだけでなく、温かい出汁でも楽しめる汎用性の高さが評価されています。コシと喉ごしを語り合っていたら、いつのまにか鍋の締めの主役まで奪っていた、というのは嬉しい誤算でした。
気になる点は、7商品の中でも100gあたりの単価が高めなことです。老舗ブランドならではの価格帯なので、コスパよりも味を優先したい人向けと言えそうです。
向いている人:冷たいうどんだけでなく鍋や温かい出汁でも楽しみたい人、多少高くても老舗の味を家庭で楽しみたい人。
半生讃岐うどん(訳あり)
7商品の中でもっとも100gあたりの単価が安く、それでいて「本場さぬきうどんの味がする」という評価が16,000件を超えるレビューの中で繰り返し出てきます。釜揚げ、ざる、生醤油など食べ方のバリエーションが豊富で、半生麺ながら賞味期限90日と常備しやすい点も支持されていました。
気になる点は、訳あり品ゆえに麺が折れやすいことと、茹で時間がやや長めに感じるという声があることです。簡易包装のため、見た目の高級感を求める人には向きません。
向いている人:とにかくコスパ重視で常備したい人、いろいろな食べ方を試したい人。
出雲そば お試しセット(半生そば+干しそば/羽根屋)
出雲そば お試しセット(半生そば+干しそば/羽根屋) はこちら
献上そばの老舗として知られる羽根屋のセットで、乾麺(干しそば)と半生そばを食べ比べられるのが特徴です。「乾麺はさっぱりとした滑らかな喉ごし、半生はもっちりとして蕎麦屋で食べる蕎麦のよう」というレビューがあり、同じブランドでも2つの食感を楽しめる点が好評でした。付属のそばつゆも「出汁が効いている」と評価が高めです。
気になる点は、そばつゆの味の好みが分かれることと、茹で加減にちょっとしたコツがいるという声があることです。
向いている人:そばの乾麺・半生の食感差を試したい人、年越しそばなど特別な日に使いたい人。
五島うどん 選べるお試しセット(虎屋)
長崎・五島列島の郷土麺で、椿油を練り込んだ細麺が特徴です。「ツルツル、シコシコ」「あご出汁との相性が良い」という声が多く、地獄炊き(茹でたてを釜から直接食べる食べ方)で楽しむ人も目立ちました。コシの強さで選ぶなら「椿」タイプが一番人気という声が複数見られます。
気になる点は、茹で時間がやや長いことと、切り落としタイプだと麺の長さが不揃いになることです。またあごだしつゆは別売りのことが多いので、別途用意が必要な場合があります。
向いている人:定番以外のご当地ブランドを試したい人、あご出汁の風味を楽しみたい人。
へぎそば 妻有そば(玉垣製麺所)
新潟・十日町の名物で、つなぎに布のり(海藻)を使っているのが特徴です。「そば乾麺グランプリ」を受賞した実績もあり、「乾麺とは思えないコシ」「ツルツルとした独特の喉ごし」というレビューが並びます。蕎麦特有のモサモサした食感が苦手な人でも「これはツルッと食べられる」と好評でした。
気になる点は、つなぎの布のりの風味を「多すぎる」と感じる人が一部にいることです。独特の食感が魅力である一方、好みが分かれる部分でもあります。
向いている人:蕎麦のモサモサ感が苦手だけど蕎麦は好きな人、新潟の名物を家庭で楽しみたい人。
低評価レビューで指摘が集中していた点
7商品を通して見ると、評価が下がる理由はおおむね次の3つに集約されていました。
- 訳あり・お試し系商品の簡易包装:半生讃岐うどんや揖保乃糸の訳あり品で、セロハンテープなど梱包の簡素さを指摘する声がありました。ただし「味に影響はない」というコメントとセットで書かれていることが多く、価格を考えれば納得という受け止め方が目立ちました
- コスパ重視の商品ほど茹で時間や麺の折れやすさが気になる:半生讃岐うどん、五島うどんの訳あり系で共通して見られた指摘です。手間をかけずに済ませたい人には多少のマイナスになりそうです
- 老舗ブランドの価格の高さ:稲庭うどん、出雲そばのような専門店系ブランドで、「美味しいけれど気軽に頻繁には買えない」という声がありました
使い方別のおすすめ
- とにかく安く常備したい人:半生讃岐うどん(訳あり)
- 贈り物にも使える王道ブランドがいい人:揖保乃糸、島の光
- 鍋や温かい料理にも使いたい人:稲庭うどん
- 特別な日の年越しそばにしたい人:出雲そば、へぎそば
- ちょっと変わったご当地麺を試したい人:五島うどん
まとめ
7種類を見比べて分かったのは、乾麺の世界も「安いか高いか」だけでは語れないということでした。半生讃岐うどんのように価格を抑えつつ食べ方の幅で勝負するタイプもあれば、稲庭うどんや出雲そばのように多少値が張っても専門店の技術に価値があるタイプもある。どちらが優れているというより、常備用にするのか、特別な日に使うのかで選び方が変わってきそうです。
まずは自分がどんな場面で食べたいかをイメージしたうえで、上の比較表を参考にしてもらえたらと思います。
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