簡易トイレ比較|在宅避難、うちのトイレ本当に持ちますか。5商品を比べた結果

くらし雑貨

非常食の備蓄は済んだ。水も買った。でも、トイレのことまで考えている人って、実はそんなに多くないんじゃないかと思うんですよね。

断水したら、まず困るのはトイレです。食べ物は我慢できても、トイレはそうはいかない。しかも1回や2回じゃなくて、在宅避難が続く限り毎日何回も必要になる。僕自身、この記事を書くまで「非常用トイレって凝固剤の袋があればいいんでしょ」くらいの認識だったんですが、調べてみると便座ごと備えるタイプと、袋だけのタイプでは使い勝手がまったく違うことが分かりました。

今回は、便座付きの折りたたみタイプから、凝固剤と袋だけのシンプルなタイプまで、5商品のレビューを読み込んで比較してみました。実際に僕がすべてを使い比べたわけではなく、それぞれの商品に集まった実レビューをもとに構成しています。良いことばかりではなく、気になる点や意見が分かれている部分もそのまま書いています。

📝 編集部おすすめ3選

便座ごと欲しいならスツーレ® 簡易トイレ 折りたたみ はこちら

コスパ重視で回数を選びたいならONE STEP 簡易トイレ はこちら

国産・日本製の安心感を重視するなら防災のミカタ 簡易トイレ はこちら

こんな人には向いていない記事です

先に言っておきます。

  • 自治体・企業など、数十人〜数百人規模の避難所運営用トイレを検討している人(この記事は個人・家庭単位の話です)
  • 要介護度が高く、医療的な観点からポータブルトイレを選定する必要がある人(福祉用具専門相談員への相談をおすすめします)
  • すでに便座・凝固剤ともに家族の日数分をきっちり備えている人(この記事より、あなたの備えの方が参考になると思います)

このあたりに当てはまる人は、ここから先は読まなくても大丈夫です。

選ぶときに見るべき基準は3つ

  1. 便座がセットになっているか、袋+凝固剤だけか — 家のトイレが無事なら袋だけで足りますが、断水で家のトイレ自体が使いにくい状況や、和式しかない、高齢者がいるといった場合は、便座ごと備えるタイプの方が安心感があります
  2. 何回分をまとめて備えるか — 在宅避難は数日〜1週間続くこともあります。大人1人1日5回として、家族分×日数分で計算すると、思ったより多くの回数が必要になることが多いです
  3. 保存期間・製造年月日の確認のしやすさ — 「15年保存」「半永久保存」と書かれていても、実際に届いた商品の製造年月日は商品によってばらつきがあります。この記事のレビューでも、期限の分かりにくさを指摘する声がいくつかありました

比較表

画像 商品 参考価格 1回あたり目安 評価 特徴 こんな人向け
スツーレ® 簡易トイレ 折りたたみ(便座付き) 2,980円〜(M/Lサイズ、袋・凝固剤5セット付) ー(本体込みのため) 4.64(6,627件) 便座本体+収納袋。丸洗い可能、中に備蓄品も収納できる 便座ごと備えたい人、介護用途も想定している人
ONE STEP 簡易トイレ(60〜600回・選べる) 590円〜(60回) 約10円〜 4.56(10,692件) 日本防災安全協会認証、15年保存、回数を細かく選べる コスパ重視で必要な回数だけ揃えたい人
RONE_SHOP 簡易トイレ(50+10回分) 1,280円〜(60回) 約21円 4.5(7,126件) 真空パックで半永久保存、防災士監修、防臭袋が二重に付属 保存性を重視しつつ手頃に揃えたい人
防災のミカタ 簡易トイレ(50回/100回) 3,980円〜(50回) 約80円 4.5(403件) 防災士共同開発、日本製、ポケットティッシュ付き 国産の安心感を優先したい人
トイレの女神 PREMIUM(100回分) 6,980円(100回) 約70円 4.48(717件) 日本製抗菌凝縮剤、15年保存、女性向けとして展開 コンパクトさと国産凝固剤の性能を重視したい人

※1回あたり目安は参考価格を回数で割った概算です。セール・キャンペーンにより実際の販売価格は変動します

商品ごとのレビュー

スツーレ® 簡易トイレ 折りたたみ(便座付き)

スツーレ® 簡易トイレ 折りたたみ はこちら

良い点:6,627件のレビューのうち、星4以上が96%を超える高評価商品です。「頑丈でしっかりした作り」「丸洗いできる」という声が繰り返し出てくるほか、折りたたんで収納した状態の中にトイレットペーパーや長期保存食品、水などの備蓄品をまとめて詰め込めるという「収納ボックス兼用」の使い方を評価する声が目立ちました。車中泊で実際に3回使用し、安定感も臭いもなかったというレビューや、介護の場面で高さのあるLサイズを選んだという声もあり、防災以外の用途でも支持されています。

気になる点:「便座部分がロックなしのため、蓋の重みで外れてしまう恐れがある」「体重70kgの人が踏ん張ると少したわみを感じた」という強度面の指摘がありました。また、何度も折りたたみを繰り返すとツメの部分が折れそうという声もあり、頻繁に出し入れする使い方には向かないかもしれません。

向いている人:便座ごと備えたい人、介護用途も想定している人、防災グッズをまとめて収納したい人。

ONE STEP 簡易トイレ(60〜600回・選べる)

ONE STEP 簡易トイレ はこちら

良い点:10,692件という圧倒的なレビュー数を集めている商品です。「豪雨による冠水を経験し、子供だけで留守番中でも問題なく使えた」という実体験や、「使用後の袋が半日経っても匂わなかった」という消臭性能への評価が目立ちました。ホームセンターで買うと1回あたり80円ほどするところ、この商品なら1回30円程度で済むというコスパの良さを評価する声も複数あり、60回・120回・180回とセットを組み合わせて備蓄している人が多い印象です。

気になる点:同シリーズの20回用には手袋が付属しているのに、60回用には手袋が含まれていないという指摘がありました。断水時に頻繁に手を洗うのは難しいため、この点は少し惜しいという声です。また、60回分ともなるとかなりの重量になるため、「女性一人で他の防災グッズと一緒に持ち出すのは非現実的」という声もあり、在宅避難前提での備蓄向きと言えそうです。

向いている人:コスパ重視で必要な回数だけ揃えたい人、在宅避難を前提に多めの数量を備えたい人。

RONE_SHOP 簡易トイレ(50+10回分)

RONE_SHOP 簡易トイレ はこちら

良い点:「真空パックの状態で届き、半永久保存も納得できた」という保存性への信頼感が評価の中心です。他社は保管年数1〜5年のところ、この商品は半永久保存という長さが購入の決め手になったという声が複数ありました。防臭袋が60袋と、トイレにセットするための防臭袋が5袋別に入っている点をお得だと感じる声や、発送の速さ、可愛らしいパッケージデザインを評価する声もあります。

気になる点:実際にアパートの断水で使ってみたところ、「60回分という数字はあっという間に心許なくなった」という体験談がありました。家族がいると衛生面から節約もしづらく、備蓄量は多めに見積もった方がよさそうです。また、「半永久保存」という表記と、説明書に記載された「15年間」という表記が統一されておらず分かりにくいという指摘や、届いた商品の製造年月日が2年前だったことに疑問を感じたという声もありました。

向いている人:保存性を重視しつつ手頃な価格で揃えたい人、まずはお試しで少量から始めたい人。

防災のミカタ 簡易トイレ(50回/100回)

防災のミカタ 簡易トイレ はこちら

良い点:403件中、低評価はわずか4件という安定した支持を集めている商品です。「凝固剤の説明が信用できそう」「日本製というのが決め手」という国産への安心感を評価する声が中心で、「思っていたより梱包がコンパクトだった」という収納面の評価もありました。箱を開けるとポケットティッシュが数個入っており、「実際に現場で使う状態を想定しての心遣いを感じた」という声もあります。

気になる点:AI要約でも「製造年月日の明記がなく、保存期間に不安を感じる」という指摘が挙がっていました。また、付属のポケットティッシュについて「街中で配っているようなサイズが2つだけだった」「おまけという事だと思うので、あてにしないほうがいい」という声もあり、過度な期待は禁物のようです。

向いている人:国産・日本製の安心感を優先したい人、まとまった回数を一気に揃えたい人。

トイレの女神 PREMIUM(100回分)

トイレの女神 PREMIUM はこちら

良い点:「100回分なのにすごくコンパクト」という収納面の評価が中心で、車と自宅用に分けて保管しているという声が目立ちました。日本製抗菌凝縮剤という点や、15年保存という長さも安心材料として挙げられています。比較サイトで防臭力の高さが紹介されていたことを決め手に購入した人もいました。

気になる点:配送時に不在票を誤って捨ててしまい、ショップに返送されてしまったというトラブルの体験談がありました(ショップの追加料金なしの再発送対応自体には満足していたレビューです)。また、「1回分の凝固量に心配なため備蓄数を増やした」という声や、「保存期限15年となっているが、届いた時点ですでに1年過ぎていて実質14年保存になる」ことを少し残念に感じたという指摘もありました。それでも14年分の余裕があれば、「うちのトイレ、本当に持つの?」という不安とはしばらく無縁でいられそうです。

向いている人:コンパクトさと国産凝固剤の性能を重視したい人、車と自宅で分けて備えたい人。

低評価レビューで指摘が集中していた点

5商品を通して見ると、低い評価やネガティブな指摘はおおむね次の3つに集約されていました。

  • 保存期間の表記の分かりにくさ:「半永久保存」と「15年保存」が併記されていて統一感がない、届いた商品の製造年月日が思ったより古かった、といった指摘が複数の商品で見られました。長期保存が前提の商品だからこそ、いつ買い替えるべきかの目安が分かりにくいと不安につながるようです
  • 大容量パックの重さ・かさばり:回数を多く揃えるほど、当然ながら箱は重く大きくなります。「女性一人での持ち出しは非現実的」という声もあり、在宅避難用と非常持ち出し用は分けて考えた方がよさそうです
  • 便座パーツの強度への不安:便座付きタイプでは、蓋のロックがない、体重によってはたわみを感じるといった声がありました。致命的な不満というよりは「気をつけて使えば問題ない」という受け止め方が多い印象です

使い方別のおすすめ

  • 便座ごと備えたい・介護用途も想定している人:スツーレ® 簡易トイレ 折りたたみ
  • コスパ重視で必要な回数だけ揃えたい人:ONE STEP 簡易トイレ
  • 保存性を重視しつつ手頃な価格で揃えたい人:RONE_SHOP 簡易トイレ
  • 国産・日本製の安心感を優先したい人:防災のミカタ 簡易トイレ
  • コンパクトさを重視し、車と自宅で分けて備えたい人:トイレの女神 PREMIUM

まとめ

今回5商品を見てきて改めて感じたのは、「非常用トイレ」とひとくくりに言っても、便座ごと備えるか、袋と凝固剤だけを備えるかで、必要な予算も収納スペースもまったく変わってくるということでした。便座がない場合は家のトイレにそのまま袋を被せて使う想定になるので、断水はしていても家のトイレ自体は無事、という状況を前提にしている点も押さえておきたいポイントです。

保存期間の長さは各社アピールしていますが、実際に届く商品の製造年月日にはばらつきがあるようなので、「15年保存だから当分安心」と過信せず、届いたらまず製造年月日を確認しておくと安心です。

正直な話、非常食は買っていてもトイレまで手が回っていない家庭は多いと思うんですよね。水や食べ物と違って、トイレは「使う場面を想像しにくい」からこそ後回しになりがちだったりします。

家族の人数と在宅避難の想定日数から、何回分必要かを一度計算してみると、今の備えで足りているかどうかが見えてくると思います。

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